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台湾一人旅 No.6

台湾のろう者おっさん、丁さんが九份へ案内してあげるよと言われたのは
2日前。(淡水に行く前日でした。)ちょうど、彼が仕事が休みだし、
日本から来たDeafに会っておしゃべりする機会はなかなかないからと
言ってくれた。

九份に行く日…やはり寒かった!!
朝、私の宿泊先の前で待ち合わせをして、九份へ。
行く方法を尋ねると、バスで1時間ほど。

台湾に来てからバスに乗ったことがなかったので、丁さんに
ついていくだけでも精一杯だった。
椅子がふかふかじゃなかったので、ちょっと抵抗はありましたがw

九份に着いて、まず、町並みを観光。昔の雰囲気が残っていましたね。
鉱山があった辺りだったので、結構人がいたらしいけど、閉山してから
人がらがらの街になってしまったけど、映画の影響で復活したという流れが。

本当に人ごみですごかった…港がはっきり見えるので、ぼけーと
見たり、猫がごろごろいたり、映画で有名になった撮影地へ
行ったり、美味しいものを…。
台湾のデザート、初めて食べましたね。丁さんが「これ、
有名なのよ。絶対に食べて!!」ともち団子やお菓子関連に近い豆が
たくさん入ったものを食べました。

いろいろ見ながら、丁さんはこんなことを語ってくれた。

「日本の障がい者手帳はいつから出てきたの?台湾は今から
20年前。そう、僕が35歳のときに初めて貰ったんだ。
それまでもらえなかったし、車免許も最近、若者が普通に
取れるようになった。」

「聾学校はすごく遠くて、僕が寄宿舎に通っていたけど、
親は家族ばらばらはいけないと思って、僕の為に引越しした。
昔は基隆港の近くに暮らしてた。懐かしいよ。後で行こう!」

「日本のろう者の福祉はどうなの?台湾、ろう高齢者の暮らしは大変。
それに聴こえる方を中心にしているからな…。
Akubiの仕事を聞いてると、すばらしい仕事じゃないか?」

「手話は僕らの世代はまだ日本の手話と似ている部分がある。
それは戦争の影響だけど、やはりね。通じるだけでも楽しいよね。
若者は新しい台湾手話を作り上げてる。それもいいこと。」

「日本のろう者が台湾にきたら、僕が作った餃子を食べにおいで!」
ときっかりと店のPRまでしてましたw

by akubi-25 | 2011-03-19 21:24 | こあくび雑記  

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