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TAFE of Southbank about Auslan Course

前にTAFEのAuslanコースについて書いたのですが、今回はQLDのTAFEのAuslanコースについて・・・。

AUSにはTAFEの中にAuslanコースがある。一番有名なのはパースとメルボルンのTAFE。
その二つの学校(名前は覚えてません・・・。)はかなり力を入れていて、フルタイムで毎日レッスンがある。留学生受け入れを認めているのはメルボルンとシドニーだけで、条件としてフルタイムのAuslanコースに通うことだそう。(パースについては知りませんが・・・汗)講師はほとんど全員 DEAF。プロの手話通訳者も先生として何人かは居る。

私が聞いた話では、パースがレベル1-24、メルボルンがレベル1-32、さらに手話通訳養成コースに行くためには大学か大学院の通訳コースへ1,2年通って国家試験を受けるそう。

今回はブリスベンのTAFEのAuslanコースを見学。QLD州にはAuslanコースがあるところはブリスベンのみ。残念ながら留学生が受けたいと思っても、受け入れられないらしい。Localの人を中心にしてるのとパートタイム(週2回)なので難しいと。

レベルも1-8まであって、それを修了すると手話通訳養成コースで1年。大学に行かなくてもTAFEの手話通訳養成コースへ。他の州のTAFEと異なる点はそこである。ただ、手話通訳養成コースを開講するのは2年に1回のみだそう。なので、今年、既に開講したので次の開講は2010年。なので今年にAuslanコース8を修了した生徒は手話通訳養成コースを受けたいと思っても1年以上も待たなきゃいけない。

他の州よりレベルの数が少ないため、手話通訳者としての腕を磨くのに時間がかかる。また、DEAF協会が手話通訳を目指している人たちのために DEAFたちとの交流が出来る企画を作る回数が1年に数回だけだった。だが、今は毎月Auslan Clubなど少しずつだが企画を増やしているとDEAF協会の職員から私に説明してくれたような・・・。

それを聞いた私は「じゃ、DEAF Communityに入って、たくさん手話を使って、学ぶ必要があるんだね。」と言ったら「うん。いい方法はDEAFと関わることだよね。私の友達の中にはAkubiがいるし他のDEAFもいるからね。」と仲のいい友達Melanieが言ってました。そのとき、彼女の表情は多少、不安がある!!という感じでした。自主勉強をすることが決まっているので(手話通訳養成コースが開講するまで)、それも含めて、腕を磨くそう。

レッスンの内容だが、今回は修了試験ということもあって、他のDEAF3人が来ていた。
面白いことに年代と出身がそれぞれ違っていて、手話の表現も異なっていた。
その人たちの手話を読み取って、テスト用紙に言った内容を書く。そのあとに先生から出された文章3つを読んで、それを手話で表現する。これはかなり難しいと思う・・・。英語をAuslanに変えるということだから。生徒たちのAuslan表現を見たのだが、これならわかるなーというのは少なかった。表現もちょっと固め・・・。

ルールとしては携帯をOFF、声を使わない、通訳者なし。ちょっと見逃しているみたいだけど生徒同士で声を使ってぼそっと会話するみたい。読み取れなかったらはっきりと質問するか「Please slow again」とお願いする。

先生が私にJapanにはそういった学校はあるのか質問された。皆さんもこ存知通り、日本には国立リハの手話通訳学科と東京の世田谷福祉専門学校(?)の手話通訳学科のみ。
他の方法としてLocakエリアで手話講座、手話サークルで腕を磨く必要があると話したら驚いていた。私が過去に日本で手話の先生として、手話を教えた経験があると話したら「私の指導方法を盗み、学べてラッキーだね。」と笑っていた。

3時間のレッスンだが、いい見学が出来たし、楽しめた。日本でAuslanだけではなく日本手話を指導するときに活かされるなーと。国それぞれ、手話通訳を養成するシステムは異なるけれど、手話通訳者になりたいという気持ちを持って、勉強している生徒の姿はどこに行っても同じだなと実感した一日でした。

by akubi-25 | 2008-06-19 17:05 | Australia&New Zealan  

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